上海蟹と白蛇伝


 

四川省峨眉山の上にある清風洞に住む白蛇の精・白娘子は、お供の青蛇の精と共にお嬢様の白素貞と下女の小青に変身して人間界の西湖に観光に来た。そこで白娘子は人間界に住む書生の許仙と出会い、彼と相思相愛の仲に。やがて二人は夫婦となって幸せに暮らし始めたが、高僧・法海和尚が白素貞の正体を見破り、法海和尚は許仙に、端午の節句の時に祝い酒である黄酒を白素亭に飲ませるよう仕向け、それを飲んだ白素貞は酔ってしまい、白蛇の正体を現してしまいます。それを見た許仙はショックで死んでしまい、その命を助ける為に白素貞は必死に蓬莱山へと、百年に一輪しか咲かない蘇生花を取りに行く。なんとか持ち帰り許仙の命を助けますが、生き返った許仙は、白素貞が蛇である事を知って恐れおののき、法海和尚の元へと逃げていく。白素貞は許仙を連れ戻す為何度も金山寺へ行くが。その度に和尚が阻み、とうとう怒りに狂った白素貞は、水の精、風の精、火の精、海族を集め、金山寺を火や水で攻め、多くの修行僧や村人達の命を奪ってしまった。

法海和尚は仕方なく、白娘子を雷峰塔に閉じ込めざるを得なかった。蘇州、杭州一帯の民衆は次々に白娘子の味方をした。この知らせが玉皇大帝のところまで届き、彼はただちに太白金星を下界に派遣し調査させた。太白金星は神兵神将を率い、下界に降り法海和尚を捕らえた。法海和尚は急いで逃げだし、法海和尚は、追われ、陽澄湖の付近までたどり着いたとき、もう逃げ場がなくなったことに気づいた。切羽詰ったなか浅瀬の岩の隙間に一匹のシナモクズガニが、まさに脱皮の最中で体が柔らかく抵抗力がなくなっているのを見つけると法海和尚は蟹の甲羅の隙間にもぐりこみ、蟹の甲羅の中に隠れてしまった。蟹の甲羅に隠れた法海は心でひそかに悲鳴を上げていた。その後、彼は終日蟹の甲羅の中で座禅を組み、教えを守り修行するしかなくなってしまった。


          
   私は探し出した法海


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